FPが教えるがん保険と医療保険と生命保険の違い

知っているようで知らないのが保険。たくさんの種類があって何にどれだけ入っていれば安心なのかわからない、そう感じている方も多いでしょう。

でも、基本をしっかり知っていれば大丈夫。ここでは、生命保険・医療保険・がん保険について学んでいきましょう。

「生命保険」って何?

生命保険を大きく分類すると

生命保険は、大きく分けると死亡保険(=万が一、死亡したとき、高度障害状態になったときに保険金を受け取れる)・生死混合保険(=期間中に万が一、死亡したとき、高度障害状態になったときに死亡保険金を、満期時に生存していた場合には満期保険金を受け取れる)の2つに分類されますが、多くは生命保険=死亡保険といった解釈がされています。

「死亡のリスク」を保障するのが死亡保険で、代表的なものが「終身保険」と「定期保険」です。

終身保険の「終身」とは一生涯という意味で、加入すると一生涯の保障を得ることができます。30歳で終身保険に加入した人が50歳で亡くなっても、80歳で亡くなっても保険金を受け取ることができるのです。

また、解約すれば戻ってくるお金があるのも特徴です(加入して間もない時期の解約は、返戻金がゼロだったり払った保険料を下回る場合があります)。

一方、定期保険は10年とか20年といった「ある一定の期間を保障する」保険で、その期間内に亡くなった場合にだけ保険金が受け取れます。60歳までの定期保険に加入していた人が61歳で亡くなっても保険金は受け取れません。

銀行の「定期預金」と混同している方が多いのですが、満期にお金が戻ることはありません。いわゆる「掛け捨て」タイプの保険です。

その分、同じ保障を得るために必要な保険料は終身保険に比べて大幅に安くなるため、大きな保障を安く確保することができます。この2つを組み合わせたのが「定期付終身保険」です。

子供が小さい、貯蓄もない!死亡保障が一番必要な人の加入の仕方とは

「終身保険」で一生涯、例えば3000万円の死亡保障を確保しようとすると、保険料はとんでもないほど高くなり、一般のご家庭にとっては現実的ではありません。下の図をご覧ください。

※「定期」は保険期間中の保障額は変わらず、「収入保障」は徐々に減っていく

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ある程度の保障を「終身保険」で確保した上で、大きな保障が必要な時期だけ「定期保険」で保障を上積みするのです。

上積み部分を「特約」といい、この「特約」が保険をわかりにくくしているようですが、ファッション雑誌(主契約)についている付録のバッグ(特約)と考えればいいと思います。

付録ですから、それだけ買うことはできません。契約時にどんな特約をつけるか選択できるのですが、種類も多く難解なため、ご自分で選択して加入された方は少ないかもしれません。

多くは病気やけがによる入院に備えるための医療特約が付加されていますが、「定期」ですので一定期間の保障に限定されます。

満期後に更新をすることができますが、更新時の年齢で保険料が再計算されますので、加入時よりも高くなります。

ただし、子供の成長に伴い必要保障額は減少していきます。そこで最近では加入時から保険金額が減少していく「収入保障保険」(保険料は保険期間中は同額。定期保険より安くなります)が主流になっています。

医療保障は「特約」で大丈夫?

従来の医療保障は「特約」という形で生命保険の付録のようなものでしたが、「付録だけ欲しい」とのニーズから生まれたのが「医療保険」です。

「医療保険」は「インフルエンザをこじらせて肺炎になった」とか「階段から転落して骨折した」など日常の病気やけがで入院・手術などをした場合に保険金を受け取ることができます。下の図をご覧ください。

公益財団法人 生命保険文化センター「生活保障に関する調査」(平成28年度)より作成)

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調査によると、およそ9割の人が自分自身が病気やけがをすることに不安を感じています。では、どれだけの人が公的医療保険以外の準備をしているのでしょうか?

生命保険文化センターの調査では、72.9%の人が「生命保険の医療特約」や「医療保険」で準備していると答えています(その他、「預貯金」「損害保険」といった回答もあり)。かなりの人が「医療保険」などで病気やけがに備えていることがわかります。

この「医療保険」にも、一定期間だけを保障する定期(更新)型、一生涯を保障する終身型があり、「成人病」「がん」「女性疾病」などの特約を付加することによって、必要な部分を手厚くすることができます。

がん・心疾患・脳疾患の「三大疾病」により所定の状態になった場合に一時金のおりるもの、保険期間中、健康で過ごした人にはボーナスがでるものなど、付加価値もさまざまです。

少子高齢化と平均寿命の伸びから、健康保険制度の見直しも引き続き行われるでしょう。老後の医療費の心配から、保険料が安い若いうちから終身型の医療保険に入る方も増えているようです。さて、あなたはどんな医療保険を選びますか?

がん保険、入った方がいいの?

「がん」も病気の一つですから、「医療保険」からも保険金は下りるのですが、治療費が高額といったイメージのある「がん」の保障に特化した保険が「がん保険」です。

日本人の死因の第一位が「がん」であることは、ご存知のとおりです。その「がん」も医療技術の向上から、必ずしも治らない病気ではなくなってきています。

ただし、一度「がん」になってしまうと治療のために入院や長期の通院治療が余儀なくされ、治療法や薬に健康保険がきかないものもあることから、経済的に大きな負担になるのは事実です。

先進医療である陽子線治療や重粒子線治療などを受けると入院日数は10日程度でも平均300万円程度の費用がかかります。

がんにかかったときの治療費の自己負担額を平均すると、部位にも寄りますが30~50万円が多いようです。

「がん」への備えとして、医療保険で手厚く準備するのもひとつの手ですが、「医療保険」に「がん特約」を付加する、「がん」にかかるリスクが高いと思う方は医療保険とは別に「がん保険」で備えるなどの方法もあります。

この「がん保険」、保障の対象をがんに限定することにより、医療保険よりも割安な保険料でがんに対して手厚い保障があるのが特徴です。

では、「がん保険」「がん特約」への加入率はどのくらいなのでしょうか?

がん保険・がん特約への加入率

  全生保(共済・生協等含む) 民間保険会社
全体 37.8% 34.1%
男性 38.7% 35.0%
女性 37.1% 33.5%

公益財団法人 生命保険文化センター「生活保障に関する調査」(平成28年度)より作成)

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4割近くの人が「がん保険」「がん特約」に加入し、この数字は年々増加しています。

「がん保険」にも医療保険同様、更新(定期)型、終身型があり、がんと診断されたときにおりる診断給付金や、通院・在宅療養時に給付金の支払われるものなど、プランによって保険料は異なります。

診断給付金は1回きりか無制限に支払われるか、すべてのがん(上皮内がんを含む)が保障の対象になるのか、通院・在宅療養の保障はあるのかどうかチェックしたうえで、保障と保険料とのバランスを考慮してください。

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当サイトランキング1位はチューリッヒ生命(終身ガン治療保険プレミアム)です。最近のがん治療は通院治療が主流になってきている中、通院保障のみを主契約にしたことで治療法の変化に対応しながらも保険料の安さも両立させました。


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当サイトランキング2位はメットライフ生命(ガードエックス)です。基本補償が充実しており追加で特約をつけられるので自分に合ったがん保険にカスタマイズすることができます。


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