がん保険と三大疾病保険の違いとどちらに入ればよいか?

がんは「国民病」と呼ばれるほど、日本人にとって身近な病気の一つです。有名人ががんにかかったことを発表したり、身近な人がかかるなど、見聞きすることが多いでしょう。

また、周りの人が急性心筋梗塞で倒れた、脳卒中で急に亡くなったと聞くと、不安になるかと思います。

自分がかかる可能性を考え、万が一のために保険で備えようと考えた時、がん保険と三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)保険のいずれかで迷うことがあるのではないでしょうか。

違いを知り、どのように選択していけばいいのか考えてみましょう。

年次推移から見る死因順位の状況

まずは、どのような病気にかかり、亡くなっているのか下記の図表をご覧ください。

出典:平成 28 年(2016) 人口動態統計の年間推計 厚生労働省 死因順位別死亡数の年次推移

平成16年からの推移を見ると、死因順位の不動の1位はがん(悪性新生物)となっており、がんの死亡数は年々増加していることがわかります。

心疾患(急性心筋梗塞)と脳血管疾患(脳卒中)は平成21年までは2位、3位でしたが、平成26年から28年にかけて肺炎が3位になっています。

肺炎の死因順位が上がったのは、高齢化が進んだことが主な理由だと言われており、高齢者の増加に伴い、死亡数も増える傾向にあります。

死因順位の多少の変化はありますが、10年以上に渡り、がんと三大疾病が上位を占めていることからも、万が一のために備えたいと考える人も多いことでしょう。

通院治療が増えてきている

医療技術の進歩により、病気になって手術が必要になったとしても、長期の入院で治療していくのではなく、短期入院で通院治療を進めていく傾向にあります。下記の図表をご覧ください。

傷病分類別にみた受療率(人口10万対)

疾病名 入院 通院
がん 114 182
心疾患(急性心筋梗塞) 47 105
脳血管疾患(脳卒中) 125 74

出典:厚生労働省「患者調査の概況」傷病分類別にみた受療率(平成26年10月)を基に作成
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がん、心疾患(急性心筋梗塞)、脳血管疾患(脳卒中)の受療率を見てみると、脳血管疾患(脳卒中)を除き、入院よりも通院の割合が増えていることがわかります。

脳卒中は、何の前触れもなく突然起こり、半身の麻痺や言語障害などの後遺症が残こるなど重度化することがあるので、入院率が高くなっているようです。

また、厚生労働省の平成28年国民生活基礎調査の概況によると、脳卒中は寝たきり原因の第1位にもなっています。

どのくらいの入院期間になっているのか、下記の図表をご覧ください。

出典:厚生労働省「患者調査の概況」傷病分類別にみた受療率(平成26年10月)を基に作成
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がんと急性心筋梗塞は、平均在院日数が20日前後となっているのに対し、脳卒中は手術後、社会復帰をするためのリハビリ入院などもあり、約90日と長くなっています。

がん保険と三大疾病保険の違いとは

あらためて、がん保険と三大疾病保険の違いについて見てみましょう。

がん保険とは

がんと診断された時、がんを理由とした入院や手術をした時などに、給付金が受取れるがんの保障に特化した保険です。

給付金の種類も様々で、がんの三大治療と言われている手術・放射線治療・抗がん剤治療の時に受取れる給付金などもあります。

三大疾病保険とは

多くの場合、三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)になった時に、一時金として受取れる保険です。

しかしながら、急性心筋梗塞や脳卒中になったとしても、保険金を受け取る適用条件は様々です。

最近では、適用条件が緩和されたり、三大疾病の保障の範囲に変化が出てきているので、必ず確認しましょう。

なお、高度障害と診断された時や三大疾病にならず、被保険者が死亡した時にも一時金が受取れるものもあります。

それでは、具体的にがん保険と三大疾病保険の保障内容を下記の図表から確認してみましょう。

がん保険と三大疾病保険の比較表(40歳男性の場合)

  A社 B社
がん保険の保障内容 がん診断給付金 100万円(1回限り) 50万円(2年に1回、回数無制限)
上皮内がん 10万円(1回限り) 50万円(2年に1回、回数無制限)
入院給付金 5,000円/日
通院給付金 5,000円/日 5,000円/日
手術給付金 10万円
放射線治療給付金 10万円/1回 20万円/月(放射線・抗がん剤・ホルモン剤治療、回数無制限)
抗がん剤治療給付金 5万円
乳がん・前立腺がんのホルモン治療 2万5,000円(通算300万円)
先進医療給付金 通算2,000万円(技術料と同額)+15万円(1年に1回) 通算2,000万円(技術料と同額)+15万円
(同一の先進医療の療養は1回限り)
*その他:がんと診断されたら保険料の払込が免除となる
保険料 4,310円 3,401円
三大疾病保険の保障内容 ・がんと診断された時、急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態に該当した時:200万円
・死亡保険金:200万円
・高度障害保険金:200万円
上記いずれかに該当したら200万円受け取れる
(1回限り)
主契約ががん保険
・ガン診断特約(三大疾病特約付加):初めてがんと診断された時、急性心筋梗塞・脳卒中いずれかを発病し、その治療を直接の目的として入院した時:100万円
・放射線治療給付金:10万円/月
・抗がん剤、ホルモン剤治療給付金:10万円/月
・ガン先進医療特約(三大疾病特約付加):通算2,000万円(技術料と同額)+15万円(同一の先進医療の療養は1回限り)
・悪性新生物保険料払込免除特約(三大疾病特約付加)
保険料 6,548円 4,607円

大手生命保険会社のシミュレーションサイトを基に作成
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がん保険の保障内容について、A社とB社は、共通しているのは給付金の種類が選べたり、治療に細かく対応できる内容になっていますが、診断給付金の種類、金額、回数などが異なります。

一方、三大疾病保険の内容は、A社のようなパターンが多く、1.がんと診断された時、急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態に該当した時、2.亡くなった時、3.高度障害の状態の時、この3点を抑えたシンプルな内容が多いです。

B社は主契約ががん保険となっているたま、がん保険の内容を急性心筋梗塞と脳卒中の範囲まで広げた特殊なパターンになっています。

三大疾病保険について、A社とB社の大きな違いは、急性心筋梗塞・脳卒中の所定の状態の適用条件です。

例えば、A社の急性心筋梗塞の場合、発病し、初めて医師の診療を受けた日から「60日以上、労働の制限を必要とする状態が継続」したと、医師に診断された状態でなければ、保険金が受取れません。

ただしA社のメリットは、高度障害の状態になった時や亡くなった時に保険金を受取ることができます。

B社は、何日以上という条件はなく、急性心筋梗塞、脳卒中の治療を直接の目的として入院すると保険金が受取れます。どのような条件になっているのか、確認が重要といえるでしょう。

がん保険、三大疾病保険の選び方と入り方

選び方

死因順位1位であるがんの治療に特化した保障にしたいのか、あるいは入院日数が長くなりやすい急性心筋梗塞や脳卒中も心配で、広い範囲の保障にしたいのか、選択する必要があります。

なお、保障の幅が広がる三大疾病保険は保険料の負担が大きくなりやすい点には注意しましょう。

入り方

がんに備えたい場合は、すでに加入している医療保険にがん特約を付加する方法、がん保険単体に加入する方法があります。

三大疾病に備えたい場合、医療保険やがん保険に三大疾病特約を付加する方法、三大疾病保険単体に加入する方法が多いです。

また住宅ローンを組む際に団体信用生命保険の三大疾病特約に加入する等あります。

ご自身の保険の加入状況を確認し、家族構成や年齢などライフプランも考え、家計とのバランスも考慮するといいでしょう。

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