がん保険における告知義務違反とは

通常、生命保険に加入する際には、「告知」といって、告知日現在における身体の状態や病歴、通院歴など、問われたことについて自己申告をする必要があります。

この時、問われた質問内容について正しく、ありのままを伝えなければならないことは言うまでもありませんが、仮に虚偽や隠ぺいといった回答をした場合、告知義務違反にあたり、加入した生命保険の保障が受けられないだけでなく、それまで支払ってきた保険料の返還がなされることはありません。

堅苦しい表現ではありますが、告知義務違反につきましては、保険法という法律に基づいてそれぞれ規定されているため、告知義務違反をするということは、法律に反していると考えることもできます。

本記事では、仮に、がん保険における告知義務違反とは、どのようなものであるのかといったことに焦点をあて、告知義務および告知義務違反の基本的な考え方と併せて解説を進めていきます。

告知義務とは

告知義務違反を知るためには、まずは、告知義務についてどのようなものなのか知る必要があります。

保険法第37条では、告知義務について、保険契約者(生命保険料を支払う人)又は被保険者(生命保険の保障対象となる人)は、保険契約の締結にあたって、保険会社が告知を求めた重要な事項について事実の告知をしなければならないとしています。

参考:保険法 第37条 告知義務

これをがん保険に加入する際の告知にあてはめて考えますと、保険会社もしくは保険代理店からがん保険に加入するための告知書といった書類を渡されますので、この告知書に記載されている内容に対して正しく回答して下さいといったことになります。

具体的な解説は、後述する「がん保険における告知義務違反とは」で解説を進めさせていただきますので、引き続き、告知義務違反についてもどのようなものなのか確認していきましょう。

告知義務違反とは

告知義務違反につきましては、保険法第55条および第84条で規定されており、保険会社は、保険契約者(生命保険料を支払う人)又は被保険者(生命保険の保障対象となる人)が、告知事項について故意又は重大な過失によって事実の告知をせず、又は、不実の告知をしたときは、生命保険契約を解除することができるとしています。

参考:保険法 第55条 第84条 告知義務違反による解除

こちらは、冒頭でも軽く触れましたように、告知書に記載されている問われた質問内容について正しく、ありのままを伝えなければならないことを意味し、これに違反した場合は、告知義務違反として、生命保険契約が解除され、結果として保障が無くなってしまうことになります。

がん保険における告知義務違反とは

本項では、これまでの告知義務および告知義務違反の解説を踏まえまして、がん保険における告知義務違反とは一体どのようなことなのか具体的に解説を進めていきます。

なお、解説を進めるにあたり、オリックス生命が取り扱っている「がん保険ビリーブ」の告知書の内容を例とし、告知書に記載されている以下、3つの質問内容に対して「はい」か「いいえ」のいずれかで答えるものとします。

1.今までに、がんまたは上皮内新生物にかかったことがありますか。

ご自身が、出生から告知日現在までに、がんまたは上皮内新生物にかかったことがある場合は、「はい」、かかったことがない場合は、「いいえ」で回答をします。

言うまでもなく、がんや上皮内新生物にかかったことがあるのにも関わらず、「いいえ」で回答をした場合は、告知義務違反に該当することになります。

2.最近3ヶ月以内に、別表1の病気または病状で、医師の診察・検査・治療・投薬のいずれかをうけたことがありますか。

告知義務1

画像引用元:オリックス生命 がん保険ビリーブ告知書

告知日現在から、最近3ヶ月以内で上記表の病気または病状で、医師の診察・検査・治療・投薬のいずれかをうけたことがある場合は、「はい」、うけたことがない場合は「いいえ」となります。

ポイントは、最近3ヶ月以内というところであり、極端な例として4ヶ月前に別表1に該当する病気で医師の診察・検査・治療・投薬のいずれかをうけたことがあったとしても、それは「いいえ」と回答しても差し支えないことになります。

ただし、時期が曖昧な場合は、告知義務違反とならないためにも、これらの日付がいつだったのか明確にしておくことが重要であることは言うまでもありません。

3.過去2年以内に、健康診断・人間ドックをうけて別表2の検査結果の異常(要再検査・要精密検査・要治療)を指摘されたことがありますか。

告知義務2

画像引用元:オリックス生命 がん保険ビリーブ告知書

告知日現在から、過去2年以内に、健康診断や人間ドックをうけて上記表の検査結果の異常(要再検査・要精密検査・要治療)を指摘されたことがある場合は、「はい」、ない場合は「いいえ」で回答します。

3つの告知事項の内、最もつまずく可能性がある内容だと思われ、特に告知義務違反になりやすい項目であると考えられます。

会社員などであれば、通常、1年に1回、会社の健康診断を受けることになりますが、過去2年以内の結果で、上記表のものに該当した場合は、「はい」と告知しなければならないほか、これまで紹介した3つの告知事項に対して「すべていいえで回答」できていない場合は、オリックスのがん保険ビリーブに加入することはできません。

これは、オリックス生命だけに限らず、がん保険を取り扱っている生命保険会社で共通していることであると考えられるほか、がん保険を取り扱っている保険会社によって告知書の内容が異なる場合があることから、あくまでも告知書に記載されている質問内容について正しく、ありのまま記載し、疑問や不安に感じた時は、保険会社や保険代理店の担当者に尋ねることが告知をする上で非常に重要となります。

まとめ

がん保険における告知義務違反とは、がん保険に加入する際の告知書に記載されている内容について正しく、ありのままを回答しないことをいいます。

告知義務違反は、実際に裁判まで発展する事例もあることから、確実な告知を行う意味におきましても、内容が曖昧な場合は、保険会社や保険代理店の担当者にまずは詳しく尋ねてみることをおすすめ致します。

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