無選択型がん保険の特徴とメリット・デメリット

  • 執筆者
  • 40代・50代女性のためのお金の相談室
  • FP 三原 由紀

無選択型保険と言われる保険について聞いたことがありますか?今回はがん保障のある無選択型保険についてお話をします。

無選択型保険とは?

通常、生命保険に加入する際には健康状態などの告知や医師の審査が必要ですが、無選択型は加入の門戸を広げて病歴や年齢で保険加入できなかった人たちに向けて販売をしています。つまり健康状態に関係なく加入できるのが無選択型保険です。

健康状態により加入できる保険は3段階に分けられます。

まずは、健康状態について審査や告知があり加入する通常の保険です。次に持病や健康上の理由で通常の保険に加入するのが難しい場合には、保険の加入条件を緩和した「引受基準緩和型保険」があります。

それでも加入が難しい場合には健康状態に関わらず加入できる「無選択型保険」があります。

加入条件のハードルが高い順番にあげると以下になります。

通常の保険 → 引受基準緩和型保険 → 無選択型保険

保険料については逆で、通常の保険が一番低く無選択型保険が一番高くなります。

無選択型保険は医療保険だけ、がん保険はない

無選択型保険の最大のメリットは、医師による審査や健康状態について告知が不要なことです。そのため過去に入院や手術などの治療経験がある人や現在の健康状態に不安がある人でも加入できます。

しかし、デメリットとして通常の保険や引受基準緩和型保険に比べて保険料が割高になる、保険商品の数が少ない、保険金などの給付制限があるなどが挙げられます。

2018年5月現在、無選択型保険の商品は医療保険か終身保険のみでがん保険はないため、がんに罹ったときには医療保険で備えることになります。

例えば、チャブ保険のまかせて安心医療保険は基本補償が医療補償と損害補償のセットになっています。

補償内容は、以下の通りです。

医療補償 入院

病気・ケガで入院したとき入院1日目から補償

≪疾病入院保険金≫※1

≪災害入院保険金≫※1

1日につき5,000円
手術

所定の手術を受けたとき

≪手術保険金≫

1回の手術につき

手術の種類に応じて

5・10・20万円

健康祝い金

≪無事故戻し金≫※2

5万円
損害補償 損害賠償請求を受けたとき

≪賠償責任保険金≫※3

5,000万円まで

※示談交渉サービス付

損害賠償請求をするとき

≪権利保護費用保険金≫※3※4

弁護士への

法律相談費用

1回1万円 1被害3万円
弁護士費用等 100万円まで
被害事故

≪被害事故

後遺障害保険金≫※5

≪被害事故

死亡保険金≫※5

後遺障害が

残ったとき

後遺障害の程度により

20万円~500万円

死亡したとき 500万円

資料:まかせて安心医療保険を元に執筆者作成

※1 入院保険金の支払限度は1回の入院につき60日、保険期間(5年)を通じて最高120日(病気、ケガそれぞれにつき)

※2 健康祝い金(無事故戻し金)は保険期間(5年)内に疾病・災害入院保険金の支払いがいずれもなかった場合に支払いあり

※3 賠償責任保険金および権利保護費用保険金は被保険者だけでなく、配偶者、生計を共にする同居の親族、生計を共にする別居の未婚の子も補償の対象

※4 法律相談費用等は、弁護士だけでなく司法書士・行政書士に要した費用も支払いの対象となる場合あり

※5 同一保険年度内に生じた被害事故によるケガに対して被害事故死亡・後遺障害保険金額をもって限度とする

※(注) 他に同種の契約が多くある、危険な職業の場合、契約できない場合あり

また、現在治療中の病気や既往症*(医学上重要な関係がある病気を含みます) 

は補償されない。ただし、一定の条件のもとに支払いできる場合あり。

*病気の補償開始日(疾病責任開始日)前に発病していた病気

保険期間は5年なので、保険料は5年ごとに高くなりますが、保険料は40歳男性5,130円、40歳女性5,630円です。

上記の補償内容は入院日額5,000円コースですが、他に3,000円・7,000円・10,000円のコースと女性専用プランから選ぶことができます。病気の場合は給付制限があり、補償対象外期間が90日と通常のがん保険同様です。

がんの保障に無選択型医療保険はオススメなの?

がんに罹った場合、無選択型医療保険では入院保険金と手術保険金の保障で備えることになります。

一般的ながん保険の診断給付金などはないことから高い保険料に見合った保障を受けられるか検討する必要があります。

引受基準緩和型のがん保険はある?

告知不要の無保険型保険にはがん保険はありませんが、引受基準緩和型のがん保険はあるのでしょうか?

2018年5月現在、がんに罹ったときの保障が欲しい場合には引受基準型医療保険の特約で付加する、あるいはがん経験者が加入できるがん保険を検討することになります。

引受基準緩和型の医療保険にがん一時金特約を付加

オリックス生命の新キュアサポートは、基本保障はけがや病気の入院給付金ですが、引受基準緩和型がん一時金特約を付加することができます。

例えば、入院日額5,000円の基本プランでは、けがや病気で1入院60日の保障、入院中の手術給付金5万円、外来での手術給付金2万5,000円があります。

さらに先進医療特約とがん一時金特約50万円を付加した場合、保険料は40歳男性5,320円、40歳女性4,411円です。ただし契約日から1年以内は支払い削減期間として保険金は50%に削減されます。

引受基準緩和型医療保険のメリットは、簡単な告知で加入できるため持病があっても加入できる可能性が高いこと、無選択型医療保険に比べて終身保障があることです。

しかしデメリットは、通常の医療保険と比べてやはり保険料が割高なこと、加入後の一定期間は保険金額が削減されることです。

がん経験者が加入できるがん保険

アフラックの「生きるためのがん保険~寄りそうDays~」は、がん(悪性新生物)の治療を受けた人が申込みできるがん保険です。

具体的には「がん(悪性新生物)」の治療(*)を受けた最後の日から5年以上経過している、過去5年以内に「がん(悪性新生物)」の診断・治療(*)を受けておらず、また治療(*)を受けるようにすすめられていない場合に申込みできます。

(*)がんの治療:入院・手術・放射線治療・抗がん剤治療・ホルモン療法・輸血・幹細胞移植などを含み、後遺症・合併症に関する治療は除く。また、経過観察のための診察・検査は除く。

例えば入院日額5,000円コースの基本保障は入院・通院給付金が日数無制限、手術給付金10万円、放射線治療給付金10万円で上皮内新生物の場合も保障されます。

特約にはがん先進医療特約、抗がん剤治療特約がありますが、基本保障の保険料は40歳男性2,760円、40歳女性2,500円です。

加入には条件があり健康状態によっては加入できないこともありますが、メリットはがん経験者ががんに特化した保障を得られることです。デメリットは通常のがん保険にある診断給付金がないことです。

がん以外の病気などで治療・手術を受けた場合はどうすればいい?

がん以外の持病がある・治療や手術を受けた場合は、通常の医療保険の加入は難しいものの、がん保険に加入できる可能性は高いです。

がん保険はがんの保障に特化した保険であり、告知はがんに関わることに限られています。それでも医療保険に加入したい場合は、通常の医療保険→引受基準緩和型→無選択型の順番で加入を検討しましょう。

まとめ

無選択型保険にはがん保険はありません。そのためがんの保障は無選択型医療保険・引受基準緩和型医療保険で備えることになります。

ただし保険料は通常の医療保険と比べ高くなり、また、一定期間保険金が削減されることもあります。積極的な加入について筆者個人としてあまりオススメしませんが、どうしても保障が欲しいときには保障内容と保険料を十分に検討するといいでしょう。

また、がん以外の持病などがある場合には通常のがん保険に加入できる可能性が高いので、まずは通常のがん保険を検討するのが良いでしょう。

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