終身型がん保険とは?メリット・デメリット

  • 執筆者
  • 40代・50代女性のためのお金の相談室
  • FP 三原 由紀

日本人の男女の約2人に1人ががんに罹る時代です。がんに罹る人は増えているものの、死亡率は下がっています。

理由は検診による早期発見や医療技術の進歩等、もはやがんは死の病ではなくなりつつあります。

だからこそ、がんへの備えは大切です。今回は、終身型がん保険について、メリット・デメリットをみていきたいと思います。

がんの罹患数

国立がん研究センター・がん情報サービスのがん罹患数予測によれば、2016年のがん罹患数予測は約101万200例(男性57万6千100例、女性43万4千100例)になります。

この数は、2015年のがん統計予測(98万2千100例)と比較すると、男女計で約2万8千例増加と年々増加傾向にあることが分かります。

がん保険には定期型と終身型の2種類がある

がん保険の種類は大きく分けると2種類あります。保障が一生涯続く「終身型」と5年や10年など一定期間を保障する「定期型」です。

終身型のメリット

終身型のメリットには以下が挙げられます。

  • 一生涯の保障が続く(解約しない限り)
  • 加入した時の保険料が一生涯変わらない
  • 早めに加入するほど、安い保険料で加入できる
  • 加入後がんになったとしても一生涯の保障が確保できる

何と言っても、一生涯の保障が続く安心感は大きいものです。多くの人が終身型を選択するのも納得できます。

終身型のデメリット

終身型のデメリットには以下が挙げられます。

  • 定期型と比べ、加入当初の保険料が高い
  • 寿命は不確定なので、払込方法によってはトータルの支払保険料が高くなる

保険料の払込期間については、終身払いと有期払いがあります。有期払いには、10年や15年、または55歳や60歳などで払済み、などがん保険によって色々な払込方法があるので、わかりくいことや迷う人もいるのではないでしょうか?

保険料の払込方法

先ほどお話したように、払込方法は主に2つに分けられ、「終身払い」と「有期払い」になります。

選択によっては、トータルの払込保険料に数万円から数十万円の差が出ることもあります。

どちらがお得なのか?は寿命に関係するので判断するのは難しいですが、まずは知ってから選択することが大切です。

終身払い

一生涯保険料を払い続ける必要があるので、加入時にトータルの払込保険料を確定することはできませんが、30代など若いうちに加入すれば保険料も安いのでそれほど負担ではないかもしれません。

終身払いへの加入は、定期型の保険料と逆転する40代半ばまでを目安に、検討することをオススメします。

保険料払込免除特約

がん保険によりますが、保険料払込免除特約を付加(基本保障でカバーされる商品もあります)することで、がんと診断確定された場合、以後の保険料の払込が免除となります。

加入して早いうちに万一がんに罹った時には心強い特約になりますので、特約保険料が負担でなければ付加しておくことで一生涯続く保険料払込への不安が軽くなることもあり得ます。

有期払い

老後、収入が少なくなった時に保険料の払込を続けるのを避けたい方には、有期払いという10年や15年、あるいは55歳や60歳で保険料を払済みにする方法があります。

終身払いより保険料は高くなり、万一短命の場合は結局トータルの払込保険料は多くなる可能性もあるのですが、とにかく老後の生活の固定費を軽くしたい、と考える方には安心できる払込方法です。

寿命リスクを今から考えたとしても答えが出るものではありません。自分が今払える保険料や将来のライフプランから、払込方法を決めても良いのではないでしょうか?

また、将来、医療の進歩に伴い、加入しているがん保険の保障内容が古くなり、新しいがん保険に加入し直したい、という可能性もあるので、終身型に加入したら完了、ではなく契約保険会社からの最新の情報もチェックしておきましょう。

男女別・年齢別で考えるとどうなのか?

国立がん研究センター・がん情報サービスのグラフデータを元に筆者シミュレーション

女性と男性を比べると、女性は50代半ばまでは男性よりがんに罹患する確率が高く、その後の罹患率は同じペースで高くなっていきます。

一方男性は、40代までは罹患率が低くその後は罹患率がやや急に高くなるのが分かります。

一度がんに罹ると以後がん保険への加入は難しくなることから、女性は30代、男性は40代のうちに終身型への加入を一度は検討してみましょう。

とりあえず定期型という選択もありますが、万一を考えてシンプルな保障と保険料の終身型への加入も検討したいところです。

特に、一家の大黒柱で家計の収入を支えている人は、早いうちから終身型の加入を検討しましょう。

一家の大黒柱ががんに罹患した場合、治療費はもちろんのこと働きながらの治療継続による収入減少というリスクも考えられますので、家計のリスクをカバーする上でも安心です。

補足として、積立型のがん保険について

終身型のがん保険は主に保険料掛け捨て型ですが、積立型もあります。

積立型は貯蓄性があるので、解約した時に解約返戻金があり、保険料についても一生涯変わりません。

ただし、保険料は掛け捨て型に比べて高く、貯蓄性をがん保険に求める必要を筆者自身感じていないことから積極的に検討をオススメするかは微妙なところです。

まとめ

がん保険の終身型のメリットは、なんといっても一生涯の保障と変わらない保険料です。

払込方法によっては、寿命リスクによるトータルの払込保険料が高くなることも考えられます。しかし、寿命リスクをどんなに想定しても答えが出るものではありません。

一生涯、保険料を払い続けるか?それとも、早めに払込を終えたいか?など将来のライフプランやがん治療に対する考え方などから選択することが大切です。

終身型の加入をオススメするのは、30代の女性、40代の男性、また特に考えていただきたいのが、男女問わず一家の収入を支える大黒柱の方です。

がんに罹ることによる治療費の負担と収入減のリスクをカバーするためにも終身型への加入を早いうちから検討してみましょう。

最後に、終身型に加入したから一生涯安心ではなく、将来、がん治療の変化に伴いがん保険も新しい保障内容の商品が出てくる可能性があります。

いざという時に使える保険ではなかった、ということがないように定期的に保障内容を確認しておきましょう。

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