待機期間なしのすぐに入れるがん保険はある?

  • 執筆者
  • 40代・50代女性のためのお金の相談室
  • FP 三原 由紀

通常のがん保険には3ヶ月の待機期間があり、契約の申込みをしてからすぐに保障が始まるわけではありません。今回は待機期間なしで保障が始まるがん保険があるのか?みていきましょう。

がん保険が保障開始になるまで

(公財)生命保険文化センターによると、がん保険は『契約日』から90日または3ヶ月の待機期間があります。

この期間中にがんと診断されても保障の対象とならず、契約は無効となります。この場合の『契約日』とは、以下の3つが揃った日になります。

  1. 申込
  2. 告知
  3. 第1回目の保険料支払い

待機期間なしのがん保険

待機期間を短くする特約について

契約時に第1回目保険料からクレジットカードの自動振替にした場合、一部のがん保険では「責任開始期に関する特約」を付加すると「申込」「告知」の2つが揃った時点からの待機期間にすることができます。

クレジットカードでの契約には注意が必要です。というのもカード払いの振替日が決まっているので第1回目保険料の支払を自分の都合で早くすることはできません。

そのため、この特約を付加していない場合には振替日からの待機期間となり、申込・告知の時点から保障開始までの期間が長くなってしまうことから、「責任開始期に関する特約」を設けたと思われます。

待機期間がないがん保険はあるの?

2018年2月時点で、待機期間がないがん保険は1商品あります。アクサ生命の「ガン治療保険」です。

待機期間がないアクサ生命の「ガン治療保険」の基本保障

ガン治療保険はがんの三大治療である手術・放射線・抗がん剤治療に加えてガン性疼痛緩和を目的とした療養の給付金があります。

また手術後に合併症か発症する可能性の高い所定の手術を受けた場合はガン手術給付金に加えてガン特定手術サポート給付金があります。

保険期間については10年ごとに90歳まで自動更新となり、90歳以降は一生涯保障となります。

基本保障は以下の通りです。

支払金 支払額
ガン手術給付金 基本給付金額x2
ガン特定手術サポート給付金 基本給付金額x2
ガン放射線治療給付金 基本給付金額x2(60日に1回限度)
化学療法給付金 基本給付金額(支払事由に該当した日が属する月ごとに1回、通算60ヶ月限度)
緩和療養給付金 基本給付金額(支払事由に該当した日が属する月ごとに1回、通算12ヶ月限度)

出典:アクサ生命・ガン治療保険「ご契約のしおり・約款」を元に執筆者作成

一般的ながん保険で保障している診断給付金については扱いがありません。

また、特約である上皮内新生物治療給付特約があらかじめ付加され、所定の上皮内新生物の手術・放射線治療を受けたときに給付があります。

次にガン治療保険のメリットと注意したい点についても見てみましょう。

メリット

何と言っても待機期間なしで加入できるところが最大の特長です。

一般的ながん保険の待機期間90日と比べると大きな違いです。

また、入院しなくても給付金を受け取ることができるところも特長です。

一般的ながん保険の治療給付金は入院が給付の条件となっているものも多く見られますので、入院しなくても給付を受け取ることができるのは高いポイントです。

他には、傷害または疾病によって所定の高度障害状態に該当となった時には保険料の払込が免除となる、電話やオンラインで健康相談や名医によるセカンドオピニオンなどのメディカルアシスタントサービスを利用できることも付け加えておきたいところです。

注意したい点

がん保険の代名詞とも言える「診断給付金」、それと「通院給付金」がありません。がんと診断確定された時に、まとまった額を受け取ることができる診断給付金がないところは特に注意しておきたいところです。

なお、上皮内新生物治療給付特約があらかじめ付加となっていることや10年毎の更新時に保険料が上がることも注意しておきたいポイントです。

特約で付加することができる保障

基本保障に付加することができる保障をみてみましょう。

入院給付

所定のがんと診断確定された場合、そのがんの診断確定日前の入院のうち、そのがんの治療または診断確定を目的とした入院についての給付を受けることができます。

その際、支払日数に限度なく給付を受けることができます。

また、入院給付の特約を付加した場合には合わせて上皮内新生物での入院給付を受けることもできます。

給付については主契約の基本給付金と同額となり、支払回数に限度なく給付を受けることができます。

先進医療給付

この特約を付加することで、保険期間中に所定のがんの治療を直接の目的とした所定の先進医療による療養を受けた時にガン先進医療給付金を受け取ることができます。

給付金は先進医療にかかる技術料と同額かつ1回の療養につき1,000万円を限度として通算2,000万円までになります。

合わせて「ガン先進医療一時金」15万円を受け取ることができます。

 クレジットカード払特約

この特約を付加することで、第1回保険料相当額をクレジットカードで払う場合、『クレジットカードなどの有効性確認を行った上で、クレジットカードによる払込みを承諾した時に第1回保険料相当額を受け取ったものとする』と約款に明記されています。

うっかり残高不足などで引落ができなかったことのないよう気をつけましょう。

ガン治療保険の契約例

実際に40歳男性と女性が加入した場合の契約例を見てみましょう。

<契約例>基本給付金額10万円

上皮内新生物治療給付特約 特約基本給付金額10万円

保険期間:10年/保険料払込期間:10年/保険料払込方法:口座振替月払

支払金  条件 支払額 40歳(保険料)
男性 女性
ガン手術給付金 ガン、上皮内ガンにより手術を受けたとき 1回につき20万円 1,810円 2,820円
ガン特定手術サポート給付金 ガンにより以下の手術を受けたとき
【対象となる手術:食道・胃・小腸・結腸・直腸・肛門の切除術および全摘出術】 ※ファイバースコープまたは血管・バスケットカテーテルによる手術は除く。
1回につき20万円
ガン放射線治療給付金 ガン、上皮内ガンにより放射線治療を受けたとき 1回につき20万円
化学療法給付金 ガンにより化学療法(抗がん剤治療)を受けたとき 1回につき10万円
(月1回、60ヵ月限度)
緩和療養給付金 ガンによる疼痛などの緩和のために緩和ケアを受けたとき 1回につき10万円
(月1回、通算12ヵ月限度)

出典:アクサの「治療保障」のがん保険を参考に執筆者作成

待機期間がないがん保険への加入をオススメする人はどんな人?

がんが心配で今すぐに保障が欲しい人には待機期間がないがん保険は検討に値するでしょう。

また、通院のみで放射線治療や抗がん剤治療を受けた場合、1回につき給付があることもポイントですが、治療についてはがんの種類やステージによりさまざまで主治医と相談して治療法を選択することになります。

必ずしも放射線や抗がん剤治療が必須となるとも言い切れません。筆者としては診断給付金のあるタイプのがん保険を優先したいところもあり、待機期間ありのがん保険の保障開始までのつなぎと割り切り契約することもありでしょう。

以上、待機期間のないがん保険はあるものの、現在のところアクサ生命のガン治療保険のみになります。

ガン治療保険は一般的ながん保険と比べて保障内容が異なり、診断給付金がないところがなど気をつけたいポイントがあります。

入院せずに放射線治療や抗がん剤治療を受けた際の給付が受け取ることができる特長もありますが、全体的に見ると今すぐに保障が欲しい人向けのがん保険です。

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